地獄と極楽にはとてつもない距離があって、登ることに疲れてしまった。

ふと下を見ると私と同じ、何百、何千という罪人が行列になっている。

どんどん近づいて、離れない。

「この蜘蛛の糸は私だけのものだ、離れろ、離せ、いますぐ下りろ罪人ども」

大きな大きな叫び声が、一度響き渡って

突然糸がぷつりと切れた。

また、真っ逆さまに 落ちた。

 

罪は洗えない

そうして

広い目で見守っているような振る舞いだけど

結果あなたはカテゴライズしている

色んな視点だと言い聞かせながら その眼球、実に狭窄している

わたしをカテゴライズしているのだ

枠にとらわれない ということに とらわれている 物差しだらけの人間

誰だってつまらないな